ハンガリーウォーターとは・・・

1370年頃 ハンガリーの王妃 エリザベートは70歳を越え リューマチに悩まされていました。
ある修道士(修道尼)が そんな王妃のために ハーブをふんだんに使った香水を作ってあげました。世界最古の化粧水、治療水、香水などと 言われています。

王妃はこの香水を洗顔や入浴でたっぷり使い、または飲用し 若さと美貌を取り戻し、リューマチもよくなったそうです。日ごとに若返り ついには ポーランドの若き王に求婚された、という逸話を持ちます。

本来のレシピは ハンガリーの図書館に眠っているそうで 正確なところはわからないのですが色々なレシピが考えられています。

どの レシピの中にも共通してあるハーブが入っています。それは 若返りのハーブ ローズマリー。
ローズマリーには 抗リウマチ作用のほか 肌をひきしめる作用や美白作用があります。

世界最古の化粧水をご自分で作ってみませんか?
防腐剤、添加物 一切無し、食用のハーブを使った安全な化粧水です。




材料
ローズマリー   40g
ローズ       15g
ラベンダー     15g
セージ       10g
ペパーミント    10g
レモンピール    20g
オレンジピール   20g
アルコール     600〜700ml

作り方
@ 熱湯消毒をした清潔なビンに ハーブ類を入れ アルコールを注ぐ。
A 3週間から1ヶ月ほど 熟成させる。
B Aを漉して 清潔な容器にいれ、使用する分のみ取り分けて使う。
C 化粧水として使用する際は 精製水で10倍から30倍に薄め、冷蔵庫で保存する。
D 原液は常温で保存できる。


ハーブはドライのものを使います。クラフト用等ではなく 食品用のものをお使いください。
オレンジピール、レモンピールは ドライとして売っているものではなく、ご自分でレモンとオレンジの皮をむいて使っても大丈夫です。その際 無農薬のものが望ましいです。
アルコールは果実酒を造るときの ホワイトリカー等のリキュール、または ウォッカなどを使ってください。
肌につけるものなので 度数はあまり高くないもの(30度〜40度)が良いです。
漉したハーブはお盆の上にキッチンペーバーをしいたものの上に広げて よく乾かし ポプリとしても使えますし洗濯用のネットなどに入れて お風呂の中にいれても楽しめます。
 原液を薄める際、精製水ではなくローズウォーター等の芳香蒸留水を使うとさらに香りも効果もアップします。




ハンガリーウォーターをさらにグレイドアップした保湿ジェルの作り方


材料
ハンガリーウォーター原液   30cc
グリセリン             10cc
ベタイン               2g
キサンタンガム           1g
精製水               60cc

作り方
@ グリセリンにキサンタンガムを加えてよく溶かす。
A ハンガリーウォーター原液にベタイン、精製水を加え@を少しづつ加え ジェル状にしていく。

 グリセリンは薬局で買うことが出来ます。キサンタンガムは液体をジェル化させる粉状のものです。ネットで買うことができます。キサンタンガムが手に入らない時は アルギン酸ナトリウムでも代用できます。
ベタインはサトウ大根由来の保湿剤。こちらもネットで購入することがでます。手に入らない場合は入れなくても大丈夫です。
ハーブ実践編